ミニチュアシュナウザーソルの仙台お散歩マップと飼い主のいろいろ

【犬の病気】ソルが急性膵炎で入院したときの話

ソル
ソル

俺6歳の夏に急性膵炎で入院してすっごく辛かったよ

急性膵炎はミニチュアシュナウザーがかかりやすいと言われている、とっても怖い病気です。
ソルは早期治療できたおかげで、元気になりました。
愛犬の様子が普段と違うときには、要注意です!

急性膵炎とは

急性膵炎とは、突然発症し急性に進行する膵臓の炎症です。

膵臓はインスリンなど血糖値を調整するホルモンを分泌する働きと、消化酵素を分泌する働きがあります。

膵炎になると消化酵素が自分を溶かしてしまったり、炎症反応が起こったりしていると考えられています。

軽度の膵炎ではよくなることも多いですが、最初の症状が軽くても短期間で重症になる場合もあり、最重度では死に至ることもあるような注意を要する疾患です。

https://www.fpc-pet.co.jp/dog/disease/77

これ読むだけで怖いです。
ソルが元気になって本当に良かった…!!!

ミニチュアシュナウザーやヨークシャーテリア、その他テリア系全般が急性膵炎にかかりやすい犬種と言われています。
ソルが急性膵炎になった同時期に、お散歩仲間のジャックラッセルテリアも急性膵炎になって大変だったという話を聞きました。
快復後、お散歩で会ったときにその話を聞いたのですが、元気な姿でふたりで会えて本当に良かったねと飼い主同志、意気投合したのでした。

ソルが急性膵炎になるまで

急性膵炎になる原因はよく分かっていないそうです。
肥満気味だと膵炎になる危険性があるようですが、それが明確な原因であると断定はされておらず、確実な予防法があるわけではありません。
ただし、ごみや残飯など人間のごはんを食べてしまうことで膵炎になる危険度があがるという報告はされているようなので、要注意です。

ソルが急性膵炎になった原因もはっきりとはしていませんが、おそらくストレスだと思われます。

ドッグホテルにお泊り 7月24日~26日

その夏に私の祖母が亡くなりました。
お葬式などを地元で行ったため、ソルは2泊3日でドッグホテルにお泊りさせることにしました。
家から地元までは車で2時間弱。
その時、私は妊娠9ヶ月な上に、いろいろとやらなければならないことがたくさんあり、日帰りもできない状況。
さらに田舎のため、弔問客が家にたくさん来たり、お手伝いしてくれるご近所さんが終始出入りしている状況で、知らない人に吠え癖があるソルを一緒に連れて行くことはできませんでした。
もちろん葬儀場に連れて行くこともできず、不慣れな場所にお留守番させることも不安だったので、ホテルにお泊りしてもらうことに決めたのです。
ソルのお泊り経験は生後10か月のときの2泊3日の1回だけです。
唯一の救いは、毎週会っている実家のダックスも同じホテルに一緒にお泊りすることでした。
ただ、このふたり毎週一緒にいるのにお互いに我関せずで、ケンカすることもないのですが、特に仲良くもないという感じ。
超過保護な私はとにかくソルが心配でしたが、いたしかたなく、お泊りを頑張ってもらうことにしました。

ドッグホテルから帰宅 7月26日~28日

ドッグホテルから帰宅当日のソルはとにかく大喜びで食欲もあり、元気でした。
異変があらわれたのは翌々日の28日です。
朝ごはんを食べてしばらくして、嘔吐を繰り返しました。
大量に3回吐きました。
これはヤバイと思い、病院へ。
あいにくかかりつけの病院がお休みの日だったので、実家のダックスのかかりつけ医に診てもらうことにしました。
病院への車中でも嘔吐していて、ぐったりしてるソル。
特に検査等はせずに「熱中症」という診断を受けました。
栄養剤150mlを3本と下痢止め、吐き気止め、抗生剤の計5本も注射されて「え?そんなに?大丈夫?」と思ったものの医師の指示に従ってお願いしました。
その後、この皮下注射でコブができたのでした。
獣医師との相性ってありますよね…

とりあえず病院で診てもらったので様子を見ることにしましたが、帰宅後もぐったりしてる上に血便まで出てきて、これはただごとではない感が満載で翌日かかりつけ医の元にかけつけました。

かかりつけの病院へ 7月29日

29日の朝、かかりつけの病院へ行きました。
ソルは食欲もなく、あいかわらずぐったりしています。
これまでの状況を説明し、検査をするためにたくさん血液を取りました。
その時に膵炎の検査も行ったのですが、結果は陰性
血液検査の結果、ストレスの数値が高く「腸炎」と診断され、飲み薬をもらって様子を見ることになりました。
昨日の熱中症診断はなんだったんだ…
この日の検査だけで保険適用(請求額の50%)して2万円超の請求です。
ひえー高い!
ソルの健康を思えば必要経費なんですけどね、保険入ってなかったらと思うと怖いです。

その日と翌日の2日間は家で様子を見ましたが、あきらかにぐったりしていて本当にかわいそうでした。
いつもは食欲旺盛すぎて何でも食べたがるソルがドッグフードにも大好物のお芋にも反応しないのです。
やっぱりおかしい!ということでまたかかりつけの病院で診てもらうことにしました。

急性膵炎と診断され即入院 7月31日~8月3日

嘔吐してから4日目に再度かかりつけ医の元へ向かいました。
前回同様、血液をたくさん取って検査した結果、膵炎検査で陽性が出たため、即入院となりました
その時、先生から膵炎は重症化すると非常に怖い病気であること、すぐに24時間の点滴を行わなければならないことを告げられました。
その時点で私は半泣きです。
しかも翌日8月1日はソルの6歳のお誕生日でした。
お誕生日に入院なんてという思いと、具合いの悪いソルと離れる不安と膵炎という診断に怖いという思いと、ごちゃまぜの感情で病院で取り乱す一歩手前でした。
ぐったりしながら私を見つめるソルに「大丈夫だからね」と声をかけて病院をあとにしたのでした。

急性膵炎の治療法

ソルが行ったのは輸液療法という治療です。これが24時間の点滴だそうです。
そして、絶飲食で3日過ごしました。
その後、低脂肪食を徐々に与えていくという治療をしました。

入院中は毎日先生が電話で様子を教えてくれましたが、病院からの着信があるたびに何かあったのではと不安になりました。
幸いにもソルは経過がよく、退院前日から少しずつごはんを口にすることもできました。
病院で処方された低脂肪のごはんがこちら。

流動食みたいな感じでした。
これを退院後もちょっとずつ食べて、数日してから缶詰に移行しました。

缶詰も食べる量は1/4ずつなど少量から与えました。

今、食べているごはんは同じタイプのドライフードです。

このごはんにしてからうんちの調子も良いので、ソルには合っているようです。
それまで食べていたフードよりかなりお高いお値段になりましたが、致し方ありません。

入院中と帰宅後数日分の低脂肪ごはんも含め、費用は13万円超えでした。
この額、保険適用後の金額です。
入院費も50%カバーできる保険なので、3泊4日で27万円という感じですね。
心の底から「保険入ってて良かった」と思いました。

ソル退院する

3泊4日の入院でしたが、本当に本当に心配で不安な4日間でした。
迎えに行ったらフガフガ言いながらとても喜んでいて、元気になってほっとしたのを覚えています。
絶飲食だったので、すっかり軽くなって帰宅しました。
8.5kgだったのが7kgちょいまで痩せたので、激痩せです。(その後、体重はしっかり戻りました。)

ソル
ソル

退院直後の俺

退院後、いつもの1/4くらいのごはん(流動食)をあげたら即完食していて本当に安心しました。
食欲も戻っているようで、食べ終わった後のお皿もずっとなめていたので、もっと食べさせてあげたい気持ちを抑えて、お互いに我慢を頑張りました。

おなかのゆるゆるはまだ続いていて、退院翌日は寝ながら下痢したりもしていましたが、徐々に良くなり、普通便になったのは8月11日でした。
炎症の数値が正常値まで下がったのも退院から1週間後だったので、炎症が治って下痢も治まった感じです。
まるっと2週間、常におなかが痛かったのだと思います。
お散歩はもちろんお休み、シャワーも浴びれず、ひたすら療養した夏でした。

犬の膵炎は怖い!いつもと愛犬の様子が違う時はすぐに病院へ

ソルが急性膵炎にかかって思うことは「本当に治って良かった」、それにつきます。
早期治療できて本当に本当に良かった!
入院費に治療費、退院後の食事管理など大変なことは色々ありましたが、元気でいること、それが一番だと実感しています。
ペット保険様様ではありますけどね!!
何もないことが一番ですが、気を付けていてもソルのように突然病気になることもあります。
愛犬と自分の幸せと安心のためにも信頼できるかかりつけ獣医師を見つけておくことペット保険に加入しておくことが大切だなと心から思いました。

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