GWの真っ只中、ソルの歯が欠けました。
鹿の角や蹄を好むわんこは、ソルのように歯が欠けたり、削れたりしているそうです。
中には歯磨きガムでも歯が欠けることもあるらしい・・・
硬いおやつやおもちゃを愛犬に与えるときには要注意です!!
鹿の角大好きなのにもうガジガジできない・・・
ソルの欠けた歯
おやつに肉巻きガムを食べていたソル、いつものように食べこぼしがたくさんだったので、「残ってるよー」なんて言いながら大きめの塊を手に取ったら、なんか違和感。
よくよく見てみると「え?ガムじゃなくね?歯石ついてるよね?え?もしかして歯なの?!」と思わずひとりごとを言ってしまうくらい驚いたブツがこれです。
歯石がひどい・・・
けっこうなサイズの歯が欠けました。
ソルが食べていた肉巻きガムはいつも食べているもので、よくよくある普通の牛皮のちょっと硬めのガムです。
まさかガムを食べて歯が欠けるなんて、まったく予想しておらず、ネット検索しまくりました。
歯が欠けた日はGW後半の初日、かかりつけの動物病院も、もちろん連休中でした。
すぐに病院に行くこともできず、ネット検索すると神経が見えている場合は抜歯か歯の治療が必要と書いてあるではないか・・・
神経見えてるー(ToT)ピンクのところが神経ぽい。
これ完全アウトな状態じゃないか?ごはん普通に食べてもいいの?痛がってる感じしないけど大丈夫なの?
しかも神経が見えてる場合は24時間以内に病院に行く必要ありって記事もネットに出てるしで、不安ばかりが募っていきました。
この状況でGWを過ごすなんて無理だ!と思い、夜間の救急病院に行ってきました。
夜間救急動物病院に行く
夜間救急動物病院で、営業時間になった瞬間に駐車場から電話をかけてすぐに診てもらいました。
連休ということで激混みでした。
歯が欠けた原因
欠けた歯を持って診察に向かったところ、開口一番「硬いものはだめだよ」と先生に言われました。
鹿の角や蹄なんかは絶対だめとのことでした。
鹿の角4本も家にある・・・
先生曰く、ハサミで切れないようなものは硬いからダメだそうです。
じゃぁ何で売ってるんだよぉ(涙)
ソルは歯磨きが嫌いで、歯ブラシは見ただけで怒るので、歯磨き代わりに鹿の角や硬いおやつをあげていました。
一時期、毎日硬めの歯磨きガムを食べていたこともありました。
その積み重ねが、たまたまGW初日にあらわれ、歯がポロっと欠けることに繋がったようです。
ちなみに、テニスボールやロープなんかでも毎日ガジガジしていると、どんどん歯が削られるそうです。知らなかった・・・
後悔。その一言につきます。
ソルが飽きるまで鹿の角をかじらせていたこと、かじるの好きだからと思い込みあえて硬いおやつを選んでいたこと、ソルってば歯が強いな!なんて思い込んでいたこと、すべてが後悔です。
ソルの歯が欠けた原因は100%私と夫のせいです。
硬いものを与え続けた親(私)の責任であり、きちんとした知識もなく与え続けていたことを本当に反省しています。
治療は全身麻酔が必須
ソルの口内を診てもらい、やはり歯髄(神経)が完全に見えているとのことでした。
この場合、治療法はふたつで、抜歯か人間でいうところの歯の詰め物をするような感じというものでした。
どちらにしても全身麻酔が必要で、詰め物をする治療の場合は、定期的に経過観察をするため、最低でも3回は全身麻酔をする必要があるとのお話でした。
ソルの年齢(8歳)や体の状態的に麻酔はまったく問題ないと思うとの先生の見立てでしたが、3回も全身麻酔なんてこちらの気がもたないので、説明された時点で私の中では除外でした。
夜間救急動物病院では歯を抜くための器具がないので、この日の抜歯はできないということでしたが、先生の話の様子から抜歯はもう決定的な感じでした。
歯がなくなったらどうするんだろう、ちゃんと食べることはできるのか、生活に支障はないのか、不安なことは全部確認をしましたが、結論として歯はなくてもOKということでした。
えぇぇぇぇぇ!!!そうなの?!なくても大丈夫なの?!と心の中で思ったことは口に出しませんでしたが、基本、犬は丸飲みする動物なので歯はなくても良い、歯が全部ない犬猫も見てきたけど問題なく生きられると言われました。
へぇ、そうなんだ!という驚きと、そうは言ってもソルはかじるの大好きだし、歯がないって辛いよなと思いながらもどうすることもできず、先生の話に頷くことしかできませんでした。
衝撃の事実!反対側の歯もすでに欠けていた
もう少し見せてねということで、今回欠けた左側の歯を見た後に、反対の右側の歯を診た瞬間「あー、これだめだね、こっちもだ」という声とともに衝撃の事実を告げられました。
「右もないよ。歯石の付き方から最低でも6か月は経ってるかなー。徐々に削れていったのか、今回みたいに欠けたのか、1年前なのか2年前なのか、それは分からないな。」
うそーん(ToT)
さらに衝撃は続きます。
「こっちはもう抜くしかないね。」
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
この事実を告げられ、とりあえず連休明けまで待とうという気持ちになれました。
幸いなことにソルが痛がっていないのと、歯が欠けた状態で少なくとも半年以上は元気に過ごしているという事実が少しだけ私の不安を取り去ってくれました。
良いことではないですけどね、分かっていますが、ちょっと安心したのは本当。
ひとまず、急を要することではないということで、帰宅しました。
年齢の割に歯はキレイだねと言われたことだけが私の心を軽くしてくれました。
かかりつけ医で診察の結果、経過観察することになりました
連休明けに早速かかりつけの動物病院に行きました。
夜間救急動物病院からはすでに連絡が入っていたということで、状況を分かった上でいつもの先生に診てもらいました。
結果、抜歯せずに様子を見ることになりました!
もう絶対に歯を抜かなきゃいけないと思っていたので、本当に良かった!!
歯が欠けた瞬間はやはり痛いそうですが、その後は痛いってことはあまりないそうです。
そして、硬いものを好んでいるわんこはだいたい歯が欠けたり、削れたりしているんですよと言われ、なんだか泣きそうなほど安心してしまいました。
とりあえず、鹿の角は禁止、食べるものも硬いものは避けたほうがいいねと言われました。
芋中心のおやつにします!
教科書通りの治療をするならば抜歯だそうですが、奥歯を抜くのはやはりかなり大変だそうで、本人が痛がっていないので今すぐ治療しなければならないという状態ではないとのことでした。
ただし、歯髄が見えている今の状態では細菌感染しやすく、歯周病になりやすいのも事実。
これに関しては、予防法が抜歯のみということで、気を付けることも、歯が欠けてしまった今では何もないそうです。神頼みしかないのか・・・
歯周病になると、目の下あたりが半日~1日の間で急激に腫れるので、すぐ分かるんだそう。
そうなってしまったら抜歯するしかないので、今抜いても歯周病になってから抜いてもあまり変わりはないと言われました。
夜間に診てくれた先生は、歯の治療に力を入れている動物病院の先生だったようで、歯の治療に積極的だったのも納得。
詰め物をする治療は、何度も麻酔をする必要があるほかに、犬は嚙む力が強いのですぐに詰めたりかぶせたりしたものが取れてしまうことが多いそうです。
確かに人間でもすぐとれちゃう時ありますからね。納得です。
ちなみに、ネットで見た24時間以内に病院に行くというのは、細菌感染すると詰め物の治療ができないからという理由らしいです。
今後はやわらかめのおやつをお願いします
愛犬に硬いおもちゃやおやつは要注意!!
予想もしていなかった今回の歯が欠ける事件。
歯が欠けているわんこが多いということにも驚きました。
普通にペットショップで売っているおもちゃやおやつにも注意が必要なんですね。
一番は親(飼い主)が正しい知識を持つことが大事なんだということを再認識しました。
硬いもの好きの親御さんは本当要注意です!
我が子のために、安心安全のおもちゃとおやつで過ごしましょう。
鹿の角を与える場合は本当にお気を付けください!!