ミニチュアシュナウザーソルの仙台お散歩マップと飼い主のいろいろ

【犬の病気】ソル、椎間板ヘルニアになって絶対安静で過ごす日々

2023年の冬にソルが腰を痛めて椎間板ヘルニアになりました。
痛そうにプルプル震えていて、とにかくかわいそうだった日々の備忘録です。

ソル
ソル

俺、痛くて痛くてマジ辛すぎた

犬の椎間板ヘルニアについて

「椎間板」とは、一つ一つの背骨の間にあるゼリー状の物質で、衝撃を和らげるクッションのような役割を持っています。

そして「ヘルニア」というのは、臓器が正しい位置から外へ飛び出してしまった状態をいいます。

椎間板ヘルニアは、椎間板が飛び出してすぐ上を通っている脊髄という神経の束を圧迫することで、痛みが出たり、ふらつきや足の麻痺などの神経症状があらわれる病気です。

https://www.ipet-ins.com/media/32431/


特にこの犬種がなりやすい、ということはないそうで、どんなわんこでもなりえるのが椎間板ヘルニアです。
加齢で発症することもあるし、激しい運動や事故により背骨に衝撃が加わったりすることでも発症するそうです。

そして、症状の重さによって5段階に分類されていて、段階に合わせた治療を行うようです。

グレード1:痛みだけがある

麻痺はみられず、痛みが主な症状です。

抱っこしたときにキャンと鳴く、段差の上り下りや運動を嫌がる、背中を丸めてじっとしている、震えているといった仕草は、痛みのサインかもしれません。

グレード2:ふらつく

自力で立って歩くことはできますが、後ろ足の感覚が鈍くなっている状態です。

ふらつきや、方向転換が上手にできなくなり、足先がひっくり返ってしまう「ナックリング」という症状がみられることがあります。

グレード3:4本足で歩けない

完全な麻痺ではありませんが、後ろ足の感覚はほぼなくなっている状態です。

後ろ足は思うように動かせないため、引きずって前足だけで歩くようになります。

グレード4:自力で排尿ができない

後ろ足は完全に麻痺し、足先の皮膚をつまんでも痛みを感じにくい状態です。

しっぽを振ることができなくなる場合や、自分の意志で排尿をコントロールできず失禁してしまう場合もあります。

グレード5:骨をつまんでも痛みを感じない

麻痺が重度になり、足先の骨を強くつまんでも全く痛みを感じない状態です。

足の機能を少しでも回復させるためにも、早急に圧迫を取り除く必要があります。

https://www.ipet-ins.com/media/32431/

今回、ソルは「グレード2」だったと思います。

ソルが椎間板ヘルニアになった原因

大きい声では言えませんが、ソルは運動音痴です。(小声)

ソル
ソル

そんなことない!

俺はいつでも高く飛べるし早く走れる!

そう思っているのは本人のみ・・・ジャンプし損ねたり、ドッグランでお友犬にすぐ追いつかれてたりしています(笑)
そこに恐らく加齢も重なっているのかな。
いつも元気でグイグイオラオラ系なお散歩をしていますが、次のお誕生日で9歳、シニア犬の仲間入りするお年頃なので、色々と気を付けなければならないことが増えてきます。
本人はできると思っていてもできないこもあるのでしょう。

その日は、毎週末行っている私の実家でいつものようにソファの背もたれ部分に乗っかっていた時でした。
こんな感じで乗っていました。

これは昔の写真で、今はソファを買い替えてこの時より背もたれが薄くなっているので、こんなに寝れる感じではないのですが、ソルの中ではここで寝れていた記憶があるのでしょうね、薄い背もたれにふせの状態でよく乗っていました。
そして、何の前触れもなくバランスを崩して足を滑らせたのです。
誰が近寄ったわけでもなく、宅配便が届いたわけでもなく、なんなら声すらかけていない状況で、突然バランスを崩しました。
ソル自身もびっくりして、落ちないようにしようと変な体勢になりながら踏ん張り、転落は免れましたが、出窓に置いてあったメダカの水槽に足が入ってコケだらけになりました。
水槽の水もバッシャーンして大惨事となりました。メダカは無事でした。

すぐにソルの状態を確認し、歩けているし、おやつも食べるし、特に問題なく普通に元気にしていたので、ケガしなくて良かったー!なんて思っていました。
そこから4日間、いつも通りに過ごし、食欲旺盛で元気にお散歩もしていましたが、異変が起きたは事故から4日後の夕方でした。
大好きな七北田公園で午前中にお散歩して、本当に普通にいつも通り過ごしていたのに、突然、夜ご飯前にブルブル震えて動かなくなりました。
明らかに様子がおかしいのです。
1歳の時にも首を痛めて救急に駆け込んだことがあるのですが、その時と同じ感じで元気がなく動けずに痛くて震えていました。
水槽にバッシャーンしてから4日も経っているので、まさかそれが原因とはこの時は思っておらず、変なもの食べたかな?とかまた膵炎か?と胃腸の調子を心配していたのでした。

ソル病院へ行く

日中は元気だったことと、食欲もあるので救急に行くのではなく、朝まで待って次の日にかかりつけの病院に行きました。
4日間元気にお散歩していたので、まさかケガをしているとは思わず、先生には誤飲したのかもしれませんと言って診察をしてもらいました。
血液検査とレントゲンを撮ってみたところ、誤飲はしていないし胃腸の調子も問題ないことが判明しましたが、レントゲンで明らかに椎間板ヘルニアの所見があると言われて初めてあのソファから落ちたときか!!となりました。

診断を受けてからよくよく考えると、ソファから落ちた翌日のお散歩中に平坦な道で1回転んだのです。
ソルってば犬なのに転ぶなんておもしろいやつだな!なんて思っていました・・・
元気に歩いていて、もうすぐ家に着くというお散歩の終盤でのことだったので、落ちたときに背中を痛めてるとは思わなかったんですよね・・・今思えば転ぶって本当におかしいことなのに、元気にしていたからまったく思い至りませんでした。
めちゃくちゃ反省しています。
落ちたときにすぐに病院に連れて行ってあげていれば、毎日のお散歩に行っていなければ、もっとソルのことをよく見てあげていれば、安静にしていれば、と後悔だらけです。痛くて泣きたいのはソルなのに自分が嫌すぎて泣きたくなりました。

先生からは、加齢のせいもあるかもしれないと言われ、ひとまず、痛み止めのお薬をもらって様子をみることになりました。

しかし、次の日にはトイレにも行けなくなってしまったのです。
トイレに行くものの、足をあげられなくて諦めるということを繰り返していました。

おしっこしたいのにできなくて、これはヤバイ!と思い、この日も病院へ。
家のトイレではできなかったけど、外に出たら気がまぎれたのか、おしっこすることができました。
病院の先生から2日おしっこがでないと死んでしまうと聞いたので、本当に怖かったです。
知らなかった事実を聞いて衝撃でした。

診察では、足先を裏返して自力で戻せるかどうかをみていました。
前述のグレード2の「ナックリング」という状態ですね。
痛そうにしていてかわいそうでした。

前日に処方してもらった痛み止めに追加して、神経痛に効く痛み止めとビタミン剤、シニア犬におすすめしているというサプリをもらってきました。
とにかく絶対安静とのこと。
人間の腰痛と一緒ですね。良くなるのを待つしかないようです。

犬の椎間板ヘルニアは危険

結局ソルは痛みで震えだしてから3日間は、私にくっついてほぼ寝ていました。
神経痛に効く痛み止めを飲み始めてからは、トイレにもちゃんと行けるようになって、様子を見ていても少しずつ楽になってきているようでした。
1週間後には近場を少しお散歩できるまでに回復しています。

2週間後に再度通院した際には、「良くなってきてるね」と言ってもらい、ひと安心。
本当に心休まらない2023年の年末でした。

2か月後にはこんな感じで、走り回っています。

今回は軽度で済んだから良かったものの、重症化すると麻痺で歩けなくなることだってあるし、介護が必要になることもあります。
シニア犬と呼ばれる年齢になってきたので、ケガや事故には本当に気を付けようと心に誓いました。

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